経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

先日の日経MJに次のような記事がありました。

「サミット買い物に「案内係」」
・食品スーパー大手のサミットの店舗での買い物支援サービスがシニアから好評だ。
売場を巡回して客からの質問や要望に答えたり、雑談したりする専門の「案内係」の配置を
進めている。
・人のつながりを生み出すことで客の心をつかみ、会話の中で得た意見を店づくりに生かす
好循環につながっている。
(出所:2020/3/13 日経MJ)

とのことです。

すばらしいサービスですね。
家電量販店などではコンシェルジュサービスのようなものが以前からあったかと思いますが、食品スーパーでご案内専任のスタッフを置くというのはありそうでいて、なかなかそこまで踏み切れなかったかと思います。

シニアだけというわけではありませんが、やはり特にシニアにはありがたいサービスでしょう。

中小小売店にはいつも申し上げるのですが、半径300m、500mの中で徹底的に生きて行けるかどうかが中小の生き残る道だと思います。
本来は全部門の担当者が近隣商圏のお客様の顔と名前を覚えるくらいでやってもらいたいのですが、中にはこうしたことがどうしても苦手な従業員もいますからね。。。

ただあまりにも専任のスタッフに頼り切りだと、その人に依存してしまいますので、やめてしまった時が大変です。

「接客サービス地域一番」ってやろうと思えばどんな店だってできるはずなのに、この当たり前がなかなかできない店ばかりです。
接客で売上は変わらない、しょせんは商品が一番といえばそうかもしれませんが、全員一丸となってこうしたお客様対応ができる店になれば、業績だって上向くはずなのです。

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