中小企業にとって優秀な社員を確保、採用することは課題の一つです。

成長過程では、社長自ら「スカウト」してくることも必要ですが、ある程度の組織なってくると、社内で幹部人材を育成していく仕組みをつくりたいところです。

「優秀なヤツがいない」と嘆く前に、まずは社長自らが、右腕人材を求める気持ちを情報発信しているかどうかを自問自答してみてください。

まずはどのような社員が、幹部が欲しいのかを明確にして強く社内に発信するところから始まります。

モチベーションの要素でも以前に触れましたが、何事もソフトとハードのバランスを考えながら整備していくことが求められます。

人事制度や労務条件、就業環境といったハード面が雇用の安定、安心感、帰属意識のベースとなり、教育やコミュニケーション、風土といったソフト要素が、やる気や向上心、ロイヤリティを高めます。

いずれにしても、社員にはこの会社に居続けてどんな良いことがあるのか?この会社で昇進してがんばっていきたいのか?それともこの会社で実力を付けて転職や独立がしたいのか?・・・等いろいろな選択肢が考えられます。

会社は制度を整え、情報を発信し、将来のキャリアプランを見せてやることで、社員はそういった選択肢の中から自分の道を選んでいくわけです。

社員に自身の将来像を描かせることで、本人もその気に。

会社はどの社員を幹部候補として育てるべきか、わかるようになってくるのではと思います。

次世代幹部

photo by: opensourceway

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